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食物アレルギーの診療をしています。

[2017.06.17]

昨日、ヤフーニュースに「卵アレルギー 乳児期食べ予防」という記事が出ていました。

一昔前までは、「卵アレルギーのお子さんは、大きくなると自然に治ることが多いので、ひとまず3歳くらいまでは除去しましょう。」と言われていました。世の中の全ての医師が、それが正しいと信じていました。しかし最近、「少しずつ食べることで、治る時期が早くなることが多い。」「全く食べない時期が長くなると、むしろ重症化することさえある。」ということがわかってきています。この数年、「食物アレルギーは食べて治す」なんて言葉も、よく使われるようになってきました。

また「食物アレルギーにならないための予防」についても、「離乳食で卵を食べはじめるのが遅い方が、アレルギーになりづらい。」ということが盛んに言われた時期がありましたが、これも間違いであることがわかってきていて、記事で言われているように「遅くない適切な時期から少しずつでも食べはじめた方が、むしろアレルギーになりづらい。」という考え方が、新しい常識になってきています。

でも・・・その食べ方って、すごく難しいんですよね。「家で少しずつ食べてみて下さい。」なんて病院で言われたことがある方も多いかと思いますが、どうやって食べていけば良いかわからず、困ってしまった方がほとんどなのではないかと思います。

食物アレルギーがあるお子さんの場合、食べると危険なことがある一方、食べないでいたせいでいつの間にか重症になっていたということがあり得るため、その食べ方には、専門的な判断が必要になります。今が食べはじめるべき時期なのか、もう少し待つべきなのか、という判断がまず必要になりますし、また「食べて治す」と一口に言っても、いつから食べはじめれば良いのか、何から食べはじめれば良いのか(加熱具合など、どのように調理されているものを食べるのか)、どれくらいの速度で増量すれば良いのかなど、お子さん1人1人に合った方法を医師が見極めて、慎重に食べ進める必要があります。

当院では、小児科・アレルギー科として、卵アレルギーなどを中心に、数年前から「食べて治す」ということに取り組んできました。当院での食事指導によって、食べることができるようになったお子さんがたくさんいらっしゃいます。また重症アレルギーのお子さんには、入院設備がある適切な専門病院をご紹介しています。入院検査・治療により、少しずつ食べることができるようになったお子さんもいらっしゃいます。「食物アレルギーのお子さんが、どういった病院に通院し、いつから、どのようなものを、どういったスケジュールで食べるか。」ということを見極めることこそが、小児科・アレルギー科クリニックである当院の役割だと考えております。

食物アレルギーについて、今後どうして良いかわからず悩んでいらっしゃる方は、とても多いと思います。小児科・アレルギー科を標榜している病院であっても、いまだに「とりあえず除去して様子を見ましょう。」と言われてしまうことが多いのが現状なのですが、実際は決して様子を見てはいけない疾患です。たとえ様子を見るとしても、いつまで様子を見るのか、その間にできることは何なのかを、明確にする必要があります。ご心配なこと、ご質問などがありましたら、いつでもおっしゃって下さい。お子さんの状況を詳しくお聞きし、適切な時期に適切な検査をしながら、お子さんそれぞれにとって最良の食べ方を見つけていきたいと思っています。(院長)

 

江戸川区・瑞江駅近くの小児科・アレルギー科 瑞江わんぱくクリニック

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