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水イボについて

[2017.07.05]

 夏になるとご相談を受けることが多くなる皮膚疾患のひとつに「水イボ」があります。正式には「伝染性軟属腫」という名前ですが、見た目から「水イボ」と呼ばれることが多いです。

水イボは、皮膚に小さい水疱ができる感染症です。原因となるウイルスが皮膚に付着すると、皮膚で増えて水疱ができます。時折痒がることがありますが、無症状のことも多いです。つぶれたり新たに出来たりを繰り返しながら、個人差はありますが、数か月~1年で自然に消えていきます。重症化することはなく、心配する必要のない病気です。自然に治った後は免疫ができて、再び感染することはありません。

水イボに罹ってしまった場合、特効薬はありません。時間はかかりますが無治療で治ります。10年以上前までは、ピンセットでつぶして、むしり取るという治療が主流でしたが、痛い思いをしたにも関わらず、むしろ悪化することもあり、最近ではほとんど行われなくなりました。水イボを悪化させないためには、何よりも普段のスキンケアが重要です。周囲の皮膚がガサガサで痒いと、水イボも一緒に掻いてつぶしてしまい、悪化させてしまいますので、しっかり洗う・保湿剤をたっぷり塗る・赤くなってしまったときはステロイド軟膏をためらわず短期集中で塗る、といった方法でガサガサを改善させることが大切です。また、ヨクイニンという漢方薬を2~3か月間内服すると、水イボが減ってくれることがあります(個人差あり)。お子さんの皮膚の状態を見ながら、適切な対処法をお伝えしますので、お気軽にご相談下さい。

★感染力について・プールについて

水イボは、ウイルスが皮膚に付着することで感染しますが、水イボを触った手を介して、テーブルやイス、おもちゃなど、あらゆるところにウイルスは付着します。つまり集団生活をしている以上、水イボの感染を防ぐことは不可能です(保育園で鼻水が出ている子をゼロにするのと同じくらい、水イボの子をゼロにするのは不可能です)。

毎年、プールが始まる時期に水イボが問題視されますが、プールの中の方が、むしろ感染しづらいです。ウイルスが皮膚に付着しても、すぐに水で洗い流されるからです。またプールの水がしっかり塩素消毒されていれば、多くのウイルスは死んでしまいます。そういった理由から、1999年にできた学校保健法には、水イボでプールを禁止する必要はないと書かれていますが、まだ誤解も多く、禁止されてしまうことがあるのが現状です。当院では「治療報告書・プール許可証」を発行することが可能ですので、お気軽にご相談下さい。(院長)

 

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